第17話 / うちわ開発記

第17話 カレンダー入力欄を長押ししたら巨大な画面が出た

文字をコピーしようと予定入力欄を長押ししたら、大きなドラッグプレビューが出ることがあった。Android WebViewの長押しが文字選択以外にも反応していた。

そんなところで詰まるのか

文字をコピーしようと予定入力欄を長押ししたら、大きなドラッグプレビューが出ることがあった。Android WebViewの長押しが文字選択以外にも反応していた。

プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。

直して、また触る

入力欄では文字選択とコピーを残し、不要なドラッグだけを止める方向へ調整した。通知から該当予定へ直接開く動きも同時期に整えた。

AIは次の修正案をすぐ出す。おっさんは、頼んだ場所だけ直っているか、別の場所が壊れていないかを見る係になった。妙に地味だが、この役割分担は長く続いた。

ChatGPTが出す案には、当たるものも外れるものもあった。おっさん側でできるのは、実際の端末で同じ症状が消えたかを見ることだった。分からないコードの代わりに、画面と操作を観察する時間が増えていった。

この回で残ったもの

長押し一回にも、文字選択、ドラッグ、メニューなど複数の仕組みが重なっている。

うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。

※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。