第18話 / うちわ開発記

第18話 長押しすると、うちわ全体がドラッグされそうになる

カレンダーだけ直せば終わると思ったが、画像、リンク、空白など別の場所でも長押しの巨大プレビューが残っていた。

そんなところで詰まるのか

カレンダーだけ直せば終わると思ったが、画像、リンク、空白など別の場所でも長押しの巨大プレビューが残っていた。

プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。

直して、また触る

入力欄だけは標準の文字選択を許し、それ以外はアプリ全体で不要なドラッグ開始を止めるようにした。Web側とAndroid側の両方でガードを重ねた。

「これで直ります」と言われても、まず押す。閉じる。もう一度開く。家族がする普通の操作を一通りやってから次へ進むようになった。

家族用だから、作った本人だけが使えればよいわけではない。別の端末でも同じ入口から迷わず使えるかを見る必要がある。ここから「自分の一台で動いた」を完成条件にしない考え方が強くなった。

この回で残ったもの

一つ直すと、同じ系統の不具合が別の場所に見つかる。うちわで何度も出るパターンだった。

うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。

※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。