第20話 / うちわ開発記

第20話 アルバムにフォルダとまとめ写真が生えた

写真が保存できるようになると、次は「多すぎて探せない」が始まった。同じ日に何枚も送ると一列表示ではすぐ長くなる。

そんなところで詰まるのか

写真が保存できるようになると、次は「多すぎて探せない」が始まった。同じ日に何枚も送ると一列表示ではすぐ長くなる。

プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。

直して、また触る

日付フォルダと好きな名前のフォルダを作り、複数写真は一つの写真セットとしてまとめた。まとめてダウンロードできるようにもした。

原因の説明より、実際の端末で再現するかどうかを優先した。AIが外すこともあるが、候補を短時間で出してくれること自体はかなり助かった。

新機能を一つ増やすより、今ある機能を普通に使える状態へ寄せるほうに時間がかかることも多かった。おっさんはそのたびに「そこまで見るのか」と思いながら、結局また端末を触った。

この回で残ったもの

保存できるようにしたら整理したくなり、整理できるようにしたら一括操作が欲しくなる。機能は次の要望を連れてくる。

うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。

※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。