第2話 / うちわ開発記
第2話 ChatGPTに聞けば作れるらしい
「家族だけで使えるチャット、作れる?」と聞くと、ChatGPTはだいたい前向きである。「作れます。」という返事は早かった。
そんなところで詰まるのか
「家族だけで使えるチャット、作れる?」と聞くと、ChatGPTはだいたい前向きである。「作れます。」という返事は早かった。
プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。
直して、また触る
コードはすぐ出てきたが、コードが出たことと実際の端末で使えることは別だった。エラーが出れば戻し、直したと言われれば触り、まだダメならまた戻す。その繰り返しになった。
AIは次の修正案をすぐ出す。おっさんは、頼んだ場所だけ直っているか、別の場所が壊れていないかを見る係になった。妙に地味だが、この役割分担は長く続いた。
画面だけを見ると小さな変更でも、別端末、戻る操作、再起動後まで含めると確認は増える。ひとつのボタンを直すたびに「他の場所はそのままか」を見る癖がついた。これが後の修正でも何度も役に立った。
この回で残ったもの
ChatGPTでアプリは作れる。ただし魔法の完成ボタンではない。AIが前へ進みたがり、人間が足元を確認する役になった。
うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。
※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。