第6話 / うちわ開発記
第6話 カレンダーを直したら、またカレンダーを直した
年や月を直接移動したい、通知はベルのほうが分かりやすい、「+予定」と書いたほうが迷わない。直した直後のカレンダーから、また次の気になる場所が見つかった。
そんなところで詰まるのか
年や月を直接移動したい、通知はベルのほうが分かりやすい、「+予定」と書いたほうが迷わない。直した直後のカレンダーから、また次の気になる場所が見つかった。
プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。
直して、また触る
年・月移動、ベル、今日の日付、月曜始まりの曜日色などを細かく調整した。同じ時期に写真複数送信の確認画面や「遊び」への導線まで手が入った。
ChatGPTは原因候補を並べた。おっさんは、その中で本当に端末の症状と一致するものだけを残した。説明がきれいでも、画面が変わらなければ次へ進めない。
この修正だけを切り取ると小さい。しかし家族が毎日触る場所では、小さい違和感が毎回出る。だから後回しにせず直す。そんな細部の積み上げが、機能一覧には出ない使いやすさになっていった。
この回で残ったもの
開発は一画面を完成させてから次へ進むきれいな順番にはならない。家族が使えば、次に直したいところがすぐ見える。
うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。
※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。