第7話 / うちわ開発記

第7話 「集まれ!」は横画面で収まらなかった

「集まれ!」の出力、アンケート、トークルームは、縦では見えてもスマホを横にすると下のボタンまで届かない場所があった。

そんなところで詰まるのか

「集まれ!」の出力、アンケート、トークルームは、縦では見えてもスマホを横にすると下のボタンまで届かない場所があった。

プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。

直して、また触る

画面全体を必要に応じてスクロールできるようにし、作ったアンケートやトークルームへ自動で移動する流れも足した。Androidの標準ダイアログが残っていないかも点検した。

AIは次の修正案をすぐ出す。おっさんは、頼んだ場所だけ直っているか、別の場所が壊れていないかを見る係になった。妙に地味だが、この役割分担は長く続いた。

ChatGPTが出す案には、当たるものも外れるものもあった。おっさん側でできるのは、実際の端末で同じ症状が消えたかを見ることだった。分からないコードの代わりに、画面と操作を観察する時間が増えていった。

この回で残ったもの

スマホ対応は幅を狭くするだけではない。縦、横、キーボード、長い内容まで含めて、初めて「一画面」になる。

うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。

※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。