第11話 / うちわ開発記
第11話 予定の色だけで一話できる
家族共通、参加者一人、複数参加。予定の色は飾りではなく、誰の予定なのか一瞬で読むための情報になっていた。
そんなところで詰まるのか
家族共通、参加者一人、複数参加。予定の色は飾りではなく、誰の予定なのか一瞬で読むための情報になっていた。
プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。
直して、また触る
家族共通を独立させ、参加者が一人ならその人の色、複数なら共通色というルールへ整理した。選択中の色は枠やチェックで分かるようにした。
ChatGPTは原因候補を並べた。おっさんは、その中で本当に端末の症状と一致するものだけを残した。説明がきれいでも、画面が変わらなければ次へ進めない。
最初は一か所だけの不具合に見えたが、家族が実際に使う流れで考えると、開く前と閉じた後まで確認する必要があった。おっさんはだんだん、症状が出た瞬間だけでなく、その前後をセットでChatGPTへ伝えるようになった。
この回で残ったもの
説明を読まなくても分かることは、家族向けでは強い。色だけの話に見えて、実際は予定を読む速さの話だった。
うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。
※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。