第14話 / うちわ開発記
第14話 「接続設定が必要です」と言われても知らんがな
Androidアプリを開くと「接続設定が必要です」と出ることがあった。利用者に設定を求めても、家族には何を直せばいいか分からない。
そんなところで詰まるのか
Androidアプリを開くと「接続設定が必要です」と出ることがあった。利用者に設定を求めても、家族には何を直せばいいか分からない。
プログラムを知らない側から見ると、画面に出ている症状がすべてである。どのファイル、どの処理、どの端末差が関係しているかは最初から分からない。だから症状をそのままChatGPTへ返し、候補を一つずつ潰していった。
直して、また触る
必要な接続情報が最終成果物へ入っているか、作る前と作った後の両方で確認する流れへ変えた。足りなければアプリを作らず止める方針になった。
ChatGPTは前へ進みたがる。おっさんは「その前に、さっきのところもう一回」と戻す。AIと人間の役割が少しずつ固まっていった。
おっさんは技術用語を全部覚えたわけではない。それでも「ここを押すとこうなる」「この端末だけ違う」という事実なら伝えられる。ChatGPTには、その普通の言葉から原因候補を絞ってもらうことが多かった。
この回で残ったもの
利用者向けのエラーに見えて、原因が作り手側にあることもある。設定不足は家族へ押しつけず、作る側で止める。
うちわでは「コードを直した」より「家族がいつもの入口から使えた」を優先するようになった。小さな不具合でも、毎日使う場所なら次の版まで持ち越さず、また触って確かめる。その繰り返しで少しずつ普通の道具へ近づいていった。
※家族や身近な人向けWebチャット「うちわ」の開発記です。