第6話 / iPad

第6話 iPadという新入り

家族で使うなら、スマホだけとは限らない。iPadでも使いたい。要求としては自然である。開発側には、自然ではない出来事が起きた。

実際の開発履歴をもとに、個人情報・秘密情報・内部の開発方式を伏せ、読みやすさのため一部の順序や会話を再構成しています。

端末を増やすだけ、ではない

iPadを家族の端末として追加する。画面の大きさが違うだけなら楽だった。実際には、端末の登録、利用状態の引き継ぎ、ブラウザの保存、再接続など、普段は見えない部分が一緒に付いてくる。

新しい端末を足したあと、アクセスできない状態が出た。家族アプリでこれは困る。『新しい端末を買ったら全員が緊張するチャット』ではいけない。

ChatGPTはまた前向きだった

原因調査を頼むと、もちろん候補は出る。おっさんはもう、説明がきれいだから採用するという段階を卒業していた。実際にiPadで開けるか。既存端末は壊れていないか。そこだけを見る。

機種が増えるほど確認の組み合わせも増える。Android一台で喜んでいたころが、少し遠く感じられた。

家族用は『全員が入れる』までが機能

個人用なら自分の端末だけ直れば終わる。家族用は違う。一人だけ使える状態は、機能として半分である。親の端末、子どもの端末、iPhone、iPad、Android。それぞれが普段の入口から入れる必要がある。

この当たり前を、端末を増やすたびに学び直した。

画面が大きいだけではなかった

iPadではスマホより画面が広い。最初は「表示を広げればいい」くらいに考えていたが、家族の使い方は画面幅だけでは決まらない。Safariで開く、ホーム画面から開く、しばらく使わずに戻る。端末が変われば、いつもの操作の組み合わせも変わる。そこまで含めて使えることが必要だった。

一台増えるたびに確認は増える。でも、家族用のアプリで「この機種だけはよく分からない」はできるだけ減らしたい。新しい端末が来たら怖がるのではなく、試して、壊れたら直す。その繰り返しで対応範囲を広げていった。

iPadは仲間になった。しかし、端末追加と復旧は別の宿題として残った。

ところで「うちわ」とは

家族や身近な人とのチャット、予定、写真、見守り、ちょっとした遊びをまとめたWebチャットです。現在公開しているWeb版は、iPhone・iPad・PCなどのブラウザから使えます。