第7話 復旧コードは短ければいいわけではなかった
チャットは、入れなくなったときに戻れなければ困る。そこで復旧の仕組みが必要になる。地味だが、家族用ではかなり重要だった。
復旧は普段使わないから厄介
普段はチャット画面ばかり触る。復旧コードは、端末を変えたり、状態を戻したりするときにしか使わない。そのため、不具合が残っていても日常では気づきにくい。
実際、コードの長さと入力側の制限が噛み合わず、正しいものを入れたいのに途中で弾かれるような問題が出た。おっさんは『そこを先に見てくれ』と思う。AIは別の場所を見たがることがある。
入口から試す
復旧画面を開き、コードを入れ、実際に戻れるか確認する。内部で処理が用意されているだけでは意味がない。利用者が触る入口から最後まで通ることが必要だった。
この考え方は、のちの動画送信や再接続でも何度も使うことになる。
地味な不具合ほど検索される
『復旧コードが入らない』『文字数で弾かれる』『端末変更後に入れない』。こういう小さな症状は派手ではないが、困っている本人には大問題である。
開発記では、そんな地味な詰まりも残す。華やかな新機能より、同じところで止まった人に届くかもしれないからだ。
普段見えない場所ほど、先に直したい
復旧の画面は、毎日見る場所ではない。だからこそ、いざ必要になった日に初めて壊れていると分かるのが一番困る。新しい機能の見た目を整えるより、戻れなくなった人が戻れることのほうが重要な場面もある。おっさんは、目立たない画面を後回しにしないようになった。
AIにとっては入力欄の一つでも、利用者にとっては「家族の会話へ戻れるかどうか」の入口である。コードの大きさと、困ったときの重要度は一致しない。この経験は、後の端末追加やログイン周りを考えるときにも残った。
ところで「うちわ」とは
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